ミラノの治安悪化に関して

JUGEMテーマ:イタリア
 
ミラノはファッション系のイベントがつづくこの時期。
出張で来られる方は心配ないかと思いますが、
卒業旅行などでミラノに来られて、
安宿に泊まられるという方は、ご注意(お知りおき)ください。
13日夜、南米系移民と北アフリカ系移民の衝突
(19歳エジプト人が刺殺される事件に端を発する暴動)
が発生しました。
ミラノ北部、移民の集中する地区として知られている
Via Padovaで起きたもので、
長年、水面下にあった両者の対立・憎悪が、
これを機に爆発するのではと、危惧する声もありましたが、
今のところ、落ち着いている様子です。
私の見た限り、移民同士の威嚇、小さな口論が見られるなど、
ややピリピリしたムードがただよっているのも事実です。
血の熱い人たちですから、ちょっとした小競り合いでも
見かけたらすぐにその場を立ち去ることをお勧めします。
Via Padovaの入口にあたるLoretoには
いくつかの安宿がありますし、
平行して走る感じのViale Monzaにも、いくつかあります。
また同じくミラノ北部のZara界隈にもありますが、
いずれも移民の多い地区となります。
私は安宿にしか泊まらないビンボー旅人ですし、
実際今住んでるのも、事件現場から遠くないところなのですが、
旅人にとって大事なのは
・危険なところに近づかない触角をもつこと
・情報収集能力
・人を国籍で判断せず、誰とでも平等に接すること
だと思っていますので、
変に怯えて、せっかくの旅を台無しにすることなく、
でもこういう状況だということは知っておいた上で
旅行を楽しんでもらいたいと思っています。
なお、19日(金)は交通機関のストライキが予定されています。
ご注意ください。

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