イタリアから見る日本の節電


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原発撤退で電気代2121円増—-
そんな記事を読売新聞で読みました。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110703-OYT1T00003.htm?from=main1
イタリアにいて思うのは、日本は電気使いすぎ。
先月の国民投票で投票者の95%が原発NOと言ったイタリアですが、
「電気代が高い」というのが口癖とも思えるような状況。
日本ほど電気を消費していません。
今、日本の生活を思い出してみて、
イタリア人が一番驚くだろうなと思うのが
ウォッシュレット。
お風呂が沸いたら音声で教えてくれたり・・・。
お風呂の乾燥システムなんて、イタリアにはないし。
こちらで最初にホームステイをした時に、
お風呂に入るときは部屋の電気は消しなさい、と言われ、
今までそんなこと気にしたことがなかった自分に気が付きました。
母が家であちこち電気をつけっぱなしにしているのを見て、
消して歩いて、逆に怒られた経験すらあるほど。
夜は暗いし、地下鉄の駅も薄暗い。
エスカレーターも人が通る時だけ動くし、
小さな事務所だと電源を全部落として帰宅してしまうので
夜はFAXが不通になったり。
マンションのオートロックはおろか、夜な夜な電気が点いているなんて!
もったいない!
こちらでは、スイッチを押すと一定時間点灯する仕組みなのですが、
よく階段を上りきらないうちに消えてしまって
「きゃー、たすけて」となります。
家電量販店に行くと、
こっちは遅れているなぁ・・・と寂しく感じます。
でも、今でも分からないのです。
そんな日本の生活が、本当に「進化」といえるものなのかどうか。
しょっちゅう起きる停電にそなえて、つねに蝋燭が用意されている
貧しい国での生活の方が、人間らしい気もするのです。
IKEAで買いたいと思っていたソーラー充電機能付きランプ。
霧の町ミラノでは売られていなくて、ナポリやジェノバなど
太陽の町では販売されているようなのですが、
日本には似たようなランプが数種類出ているようでした。
こういうところ、さすが日本!と思うのです。
イタリア人からもよく言われます。
日本人はきっと原発に替わるエネルギーを作り出してくれる、と。
もし、電気を落として、蛍の光を楽しむ時代に戻れないようなら、
エコ・代替エネルギー分野で進化していってほしいと思います。

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