古き良きイタリア

 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110915-OYT1T00961.htm
こちらでは一笑に附されて終わってる感じもあるのですが、
私は興味を持って成り行きを見守っています。
この統合・経費削減問題で名前が挙がったのが
ポルトフィーノ＝チンクエテッレで知られる美しい海岸沿いの町
セストリエーレ＝スキーなどウインタースポーツの町
世界的に有名な観光地が対象に含まれているというのに驚きました。
小さな町でも個性があって、独自の文化、お祭り、料理などがあり、
みんなが「おらが村」に誇りを持って愛している、
イタリアの郷土愛文化。
家々のバルコニーには花が咲き誇り、
人々は広場のバールでおしゃべりに花を咲かせ、
マンマがラグーソースをグツグツ煮ながら
ズボンのすそ上げをしている・・・
そんなイメージの・・・古き良きイタリア。
もう、そんなものは存在しない
というのは分かっているのですが、
このグローバリズムの波に飲み込まれて
イタリアらしさが失われてしまったことが、とてもとても残念で、
この独立運動にちょっと賭けてみたくなったのです。
中世の街並みと美しい自然が残るイタリアの小都市に
もっと観光客が訪れてくれて、
ハンドメイドのお土産物が売れて、
独立してやっていけるようだったら、
町に若い人が戻るようになり、
家族が大きくなり、
新たな産業が生まれ・・・
そんな夢物語が本当に実現してしまうこともあり得る国、
それがイタリアだと信じているから、
この国が好きでたまらないのです。