はんかちとイタリア人

JUGEMテーマ:イタリア
 
お店にガーゼのハンカチ(日本製)を置いているのですが、
お客様から「これは何に使うの?」とよく聞かれる、
というのは何度か書いていると思いますが、
先日来られた方が、その謎解きをしてくれました。
日本から帰ってきたばかりというイタリア人の女性。
カバンから小さなタオルハンカチを取り出し、
「これ、何に使うか知ってる?」
「あ・・・日本人だから知ってるわよね」
「日本は原発事故の影響が大きくて・・・」
と言ってきたのです。
??? 
何? 何??
今、日本では節電で温風乾燥機がストップしている、
だからこれが必需品だった、というわけ!
と自慢げに言われたのですが、
どうも腑に落ちない。
ハンカチって、別にトイレの後、手を拭くためだけのものじゃないし。
彼女はさらに
「これが、トイレの後だけじゃなく、いろんなことに使えて
本当に便利なのよ」と・・・。
はぁ、そうですかぁ・・・。
私にしてみると、ハンカチを持っていることの方が当たり前なので、
それが「便利」だなんて考えたこともありませんでした。
逆にハンカチを忘れた日は、汗かいたらどうしよう、とか
1日落ち着かなかったりして。
私が子供だった頃はお母さんが家を出るときに
「ハンカチ、ちり紙持った?」というのが決まり文句。。。というか、
実際言ってたどうかはともかく、
朝のハンカチ、ちり紙と、夕方の「宿題やった?」、夜の「歯磨いた?」は
定番フレーズでしたが。
(今の子供たちは言われてるのかな)
それって日本だけなのかぁ、と改めて実感したのでした。
確かに、こっちの人は公衆トイレで手を洗って、
温風乾燥機で半乾きのまま出て行くか
そのまま出て行く人もけっこういます。
最後に、その日本帰りのイタリア人が
「日本は節電節電で大変そうだった」というので
トイレの温風乾燥機はストップしてても
音楽は流れたでしょ?(音姫)というと、
「あー。あれはないと生きていけないものだから」
。。。
もう少し、きちんと現実を見てほしいなぁ、と思ったのでした。

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