サン・フルットゥオーゾ

 年末に訪れたカモーリから船に乗って着くサン・フルットゥオーゾ。
修道院と小さな砂浜があるだけの村。
お店はどこも開いておらず、
12月30日だというのに水浴びしている人がいたり、
浜辺でお弁当を食べる人でごったがえしていました。
船が1日数便しかないし、他に見所があるわけでもなく、
船を待つ人が皆、小さな砂浜にいた、という感じ。
本当に静かで、温暖なところでした。

今日、リナシェンテに行ったら、石が売られていました。
地下のデザインコーナー。
ビー玉がたくさん入って4ユーロ（450円ほど）で売っていて、
わぁ懐かしい！と思っていたら、その横に石・・・。
同じく4ユーロ、が50%OFFで2ユーロ。。。
つか、石、お金払って買うのか。
このサン・フルットゥオーゾに行ったときに、
可愛くてキレイな石を少し拾ってきていたのですが、
ふーん、こういうものでも商売ができるのか、
と、ちょっと新鮮でした、

で、カモーリの写真を見直していたら、
この写真。
これ見て、モンテネグロを思い出したのです。
名前も覚えていない、モンテネグロの、似たような景色のある村は、
観光地化されていないし、村というより集落なのですが、
セルビア語の教科書に載っていて、行ってみたくて、
バスをひとり降りてみたものの、心細くなってしまうような
本当に小さな静かなところでした。
サン･フルットゥオーゾの海は大きいけど、
そのモンテネグロの村は、小さな島が浮かんでいて
湾のようになっているので、湖のようにも見え、
緑の水がとてもきれいなところでした。
Sveti Stefanの近くですので、車で旅行される方はぜひ、
写真だけでも撮って帰られるといいと思います。
サン･フルットゥオーゾは海からしかアクセスができず、
修道院（今はミュージアムになっています）とわずかな住民がいるだけ。
時々、無性に海が見たくなることがあって、
たいがいはヴェネツィアに行ってしまうのですが、
今回、カモーリに行ってみて、
私が見たい海は、イタリアにはなくて、クロアチア、モンテネグロの海なんだなーということに気づきました。
イタリアのたびは楽しいけど、モンテネグロも恋しいです。