安保法案

私の周りのイタリア在住日本人には、今回の「騒動」を話題にする人はおらず、みんな賛成なのかなと思っています。
海外在住者として、何かあった時に助けに来てもらわないと困る、と思っているかというと、そうでもない感じ。
全然関係ないけど、駅前の公園の電球が切れ、3日ほど真っ暗なままでした。
ミラノ市、お金なくて消灯したのかなと思っていたのですが、特殊な大きな電球だったので、時間がかかったのかもしれません。
夜10時に真っ暗な公園を通るのは、ちょっと不安がありました。
ここのところ、そこにラテンアメリカ系移民がたむろっていて、それはそれで怖かったのですが、彼らの姿もこの期間はなく、そっちの面ではホッとしていたり。
日本はどうしてあんなに電気が煌々と輝いているのか、と思えば
それは原発の恩恵なわけで、
原発を止めて街を暗くするのがいいのか悪いのか。
そんなことを考えながら、暗い夜の公園を歩いていました。
で、安保法案。
個人的には反対なのです。
イタリアで何か起きても、助けに来なくていいから、法案は通してくれるな、
そんな思いでした。
というと、助けてあげることができずに命を落とされた方たちに、とても申し訳ないのですが。
戦争はしないし、海外邦人も保護できない、解決方法は話し合いだけ。
そんな国でいいじゃん、なんて無責任なことを思ってみたりして。
法案が通るだけでも、海外在住日本人の身が一段危険な場所に置かれた気がするのですが、
周りの子たちは話題にすらしないので、そう思ってるのは私だけなのかも。
こっちに来て、アラブの人からは日本人尊敬されてるのが分かるし、
その尊敬がなくなってきてるのも感じるし。
そこだけを見ると、とてもマイナスな点を感じるのですが、
日本に6年住んでいないので、アジアの緊張という部分が実感としてありません。
アメリカとの関係という点では、
世界はアメリカだけじゃないんだよな、とヨーロッパにいると感じます。
フランスも、イギリスも、自分が世界のリーダーかのような気概を見せることあるし。
アメリカからの自立、という点では自立しないといけないと思いますが、
海外で武力行使できることが自立というわけでもないわけで。
やっぱり、日本人の考える日本人らしさと
世界が見る日本人のいいところは違いますから。
多くの方が、フランスはすごいけど、日本人はあたま1個抜けて別世界にあるのよ
みたいなことをおっしゃってくださって、
そんな高貴な日本人でいたいな、と思うのですが、
無理なのでしょうか。
平和ボケでいいじゃないですか、滅ぼされたっていいじゃないですか。
それが日本人なんだから。
Noと言う人が半数いるんですよね。Yesという人が半数いたとしても。
デモに参加された方に感謝の気持ちを持っていますが、
声が大きいからって多数だとは限らないし、それが正しいとも限らないよ
と言いたい気もします。
イタリアにいると、声が大きい人が勝つので
日本人のようにいつも1歩引いていると損をすることが多く、
賛成・反対。。。民主主義だと言うなら多数決で判断できればいいんですけどね。
とりとめなく。。。そんなことを思ったこの2日間でした。
私は選挙に行けてないので、
自民党を圧勝させた人、責任取れ!
と思ってますよ。
次の選挙に向けて、登録済ませなきゃ!
 

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