国、市からの支援

ひとりごと

先月22日に発効されたDecreto Sostegni、Support Decree、サポート法令。

私たち自営業者には最低1000ユーロ(約12万円)の補填があるということで、今、手続きに向けての作業中。
会計士さんが、手続き代行に1万円ほどを請求してきたので、自分でやることに。
会計士には年契約でそれなりの金額を渡しているのに、ロックダウンで苦しんでいる私たちへの支援金からお金を盗もうなんて、と、少し残念に思いながら。

と言っても、手続きは本当に簡単で、
私の場合、2019年と2020年の月平均売上の差が40%減以上だった場合、申請できます。
2019年分はすでに確定申告済みなので、年間売り上げを12で割るだけ。
2020年分は未処理なので、自分で計算します。
お店の売り上げは税務署とオンラインでつながっていて
毎日、レジを閉めると送信されています。
そこに、合計額も掲載されているので、2020年最終営業日の合計額を見るだけ。
これにレシートではなく領収書発行分を足して、12で割るだけ。

申請は、この2つの金額を入力するだけでOK。簡単です。
2週間ほどで入金されるそうです。

この税務署のオンライン手続きへのログインがパスワード制ではなく、
SPID(Sistema Pubblico di Identità Digitale)Public ID systemという電子署名制に変更されます。
市役所、保険局へのシステムへのログインにも必要となるSPID。
郵便局では無料で作れます。コロナ禍、作る人が爆発的に増えました。
ちなみに電子IDカードでもログインできます。
パスポート代わりにもなる身分証明書が電子化されてICチップ入りになったもの。

などなど、どんどん電子化が進んでいるイタリアです。

さて、国からの支援では、今、ベビーシッター支援金の受付が始まりました。
週1万2千円ほど。
ミラノではベビーシッターさんの需要がとても大きくて、
女性でも働いている人が多いとか、保育園に入れないとか、
学校も長いこと閉鎖されていましたから、
コロナ禍、シッターの仕事をする人がとても増えた感じがします。
大学生のバイトの定番なのですが、
授業がオンラインになって時間が自由になって、今だけバイトしているという美大生もいました。

ミラノ市では、食料品購入に使えるクーポン支援をしています。

その他、昨年は家賃支援もしていたり、高齢者さんへの買い物代行サービスもしています。
市、国だけではなく、州からの支援もありますし、見逃さずチェックするのに必死(笑)。

明日からお店再開です。
まだまだ厳しい状況に変わりはないけど、がんばろー!



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