思い出したこと

その他

こぶしの花が咲き始めたミラノ。
暖房なしでもいられるほど、暖かくなってきました。

地下鉄の中で携帯電話やスマホを握りしめて、画面をずーっと見つめてるウクライナ人と思しき女性や、街中で電話で話しながら泣きじゃくっているロシア-ウクライナ系言語を話している女性の姿を目にすることがある今日この頃。

今朝もいました。地下鉄のホームでしくしく泣いている女性。
通りかかったイタリア人女性が話しかけ、そっとお札を手渡していました。
で、その女性、「私じゃなくてウクライナに送ってほしい。ATMに並んでもお金が出てこないらしい」などと話していました。いつの間にか彼女の周りには人だかりができ、みんなであーだこーだ、何ができるか、など話していました。

今回、軍事参加はできない。志願兵として出発した人はいるし、トラックに物資詰めてちゃっちゃとポーランドに出発したお客様の知人もいる。
コロナ禍、私は分かったのよ。この国の人にとっては経済は二の次。人命第一。
がつんとロックダウン、さっさとしたもんね。
だから制裁参加も受け入れて、
多分裏で中国とやりとりして、安くロシア産ガス卸してもらうんだろうけど、
戦争を止めるために一致団結してる。
こういう時の団結力が、イタリア人は、強い。

で、何を思い出したかというと、
3.11の直後、私はずっと泣いていました。
お店でお客様を待ってるときだけじゃなく、電車の中でも歩きながらでも。
そんな時、肩をポンポンって叩いてくれた人が何人もいました。
フィリピン人が多かったかな。何も言わないけど、微笑みかけてくれて。
南米の人は、元気出しなさいよ、と声かけてくれたり。
やっぱ近くの国の人は優しいなと感じたし、
日本という国が、どれだけ(どこから)好かれてるか、どれだけ(どこに)善く接してきたか知ることができた。

今、自分に何ができるか考えている人、たくさんいると思うけど、
まずは募金と、避難民を受け入れられる人は準備したらいいし、
日本だとウクライナ人は少ないかもしれないけど、会ったら声かけてあげたり。
節電しましょう、っていうのは少し変な気もするのですが、
制裁に参加する覚悟を決めるという意味なのかな?

先日スーパーに行ったら、小麦粉が品薄で、
日本人はお寿司食べてるから問題ないよね、と言ってくる人がいたので、
ロシアから輸入されてる魚もあるらしくて、影響あるみたいだよ、と言っておきました。

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