グラフィックデザイナーが作る手作りノート
先週お店に売り込みにきた手作りノート屋さん。
http://www.etsy.com/shop/rakupaper?ref=top_trail
もともとグラフィックデザイナーさんなのですが、
伝統工芸を守りたい、とノートを手づくりしています。
Carta Varese(ヴァレーゼ紙)と呼ばれるイタリアの伝統紙を使っています。
ヴァレーゼはミラノ郊外の町の名前。
フィレンツェで生産される、どことなく昔懐かしいデザインと
やさしい手触りが特徴の紙です。
もう1種類、手動で印刷したという
(活版印刷なのかな・・・、古い機械を譲りうけてきたような話でした)
かすれたところが残る、そこがいい味を出している紙を使っています。
これを和綴じで製本したノート。
和綴じというと、近所のミラノ新芸術大学でもコースが設けられているほど
世界的に評価の高い技術なのだそうですが、
そんな和xイタリアの伝統ミックスということで
Raku Paperと名付けられています。
日本では、活版印刷が見直されてきているのだとか。
新聞社にいた頃、私が入社する前年まで活版で新聞が刷られていたそうです。
写植職人さんがパソコン上でのDTPに苦労していたのが
痛々しかったのを思い出します。
倉敷意匠さんという、お店で文房具を扱わせていただいている小さなメーカーさん。
埃をかぶっている機械に新たな息を吹き込んでいる素敵な会社さんですが、
似たような動きが少しづつ広がってきているようなのが、うれしい。
で、話は戻りますが、このヴァレーゼ紙の和綴じノート、
お店でも取り扱う予定です。
上記サイトをご覧いただき、感想等お聞かせください。
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