不況のイタリア

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不景気の真っ暗闇にいるイタリア。
知り合いがベルリン移住を決めたり、
お店の前を通る人が「本当にお金ないから、買い物には行けない」
と話していたり。
この円高で、日本からの輸入もためらってしまいます。

ギリシャのようなことにはならない、と言われていますが、

明日、銀行が破綻していて、お金が全部なくなっていたら・・・

という恐怖感を感じます。

 

銀行が潰れる前には暴動が起きるから、まだ大丈夫

という人がいたのですが、

ちょうど今日来られたお客様に

ここは飲み屋街に近いから、暴動に気をつけなさい

と言われたばかり。

 

怖いです。

何か、この目に見えない空気が、重く漂っています。

 

お客様も夏休みが明けて少しずつ戻ってきていますが、

買わないで帰る人が多く、

「クリスマスに来るわ」と言った人が本当に多かった!!

 

え?夏休みが終わったら、もうクリスマス?

休むことしか頭にないのかな、イタリア人??

くらいに思ってたけど、それまではお金がない、ということだったのかも。

 

TVでめいっぱい不安を煽るような報道をするからだ、

という楽観的な人も周りにいるのですが、

少し本気になってもらわないと困る、というのも本当のところ。

 

ただお店をやっている以上、お客様が財布の紐を締めてしまうようなことは

クチにすべきではない、という意見には賛成。

ひしひしと感じる危機感。

少なくともあと2年はこの状態が続く、との予測だそうですが、

どうやって乗り越えていくか、頭の痛い問題です。

 

円高でヨーロッパに来ようと思っている方、
いっぱいお買い物して帰っていってください!!

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