被災地からの小さな声

JUGEMテーマ:東日本大震災

 実は今、震災1年を迎えるにあたり、チャリティーイベントを準備中です。
もう少し秘密にしておこうと思っていたのだけど、気になることがあったので
ご紹介させてください。
海の手山の手ネットワークさんのブログ、
http://omochi.uminote-yamanote.net/?p=277
福岡の級友に「東北は今、日本で一番潤っている」
「がれきをわざと置いている」と言われ、怒っていらっしゃいます。
皆さん、噂は噂として、冷静に物事を見てくださいね。
本当に支援が必要な人は、その声もとても小さくて、
なかなか拾ってもらえなかったりするのですから。
今準備中のイベントでは、この海の手山の手ネットワークさんにご協力をお願いしています。
山の手(内陸)の人たちの隣町に海の手(沿岸部)の人たちが集団で避難をしてきて、
交流が生まれ、助け合いながら復興に立ち向かっていらっしゃいます。
いわゆる下町・山の手というのではなく、
手はHand、人の手も意味しているんですね。
そんな海の人と山の人の、手で作り出された製品たちを、
イベントでご紹介したいと思っています。
うちのお店のキャッチコピーは 
Il Calore della mano=手のぬくもり
なんです。
東北の人の、復興への強い意志と温かい手のぬくもりのこもった製品。
La Zaccaとしても、応援したいのです。
さて、この「海の手山の手ネット」さんからメールをいただいた時に
「遠くイタリアから」「はるばるイタリアから」
メールありがとう・・・と書かれていたんです。
メールって距離感のないものだと思っていたので、
彼女たちの心がとても温かく、新鮮で、ピュアで、尊いものに感じられたのです。
本当に支援が必要な人たちは、メールも持っていなかったりするんですよね。
そんな小さな声にこそ、耳を傾けないといけないんです。
イタリアにいると難しいけど。
夏前に東北のものをお店に置けば支援になるかなと思い、
いくつかメールしてみたのですが、
「多くのご支援をいただき、震災以前の売り上げがあります」とか
「生産が追いつかないほどなので、輸出の余裕がありません」とも・・・。
それで買い付けをやめてしまった、というのも情けない話なのですが、
違和感を感じたのは確かです。
少しずつ復興しはじめるにつれ、格差が生まれてきてしまうのだと思います。
新聞の仕事をしていたときは「つねに弱者の味方たれ」と言われていました。
今でも私自身、その姿勢に変化はないのですが、
やっぱり、ネットを通じてしか情報が入ってこないので、
ここの格差の問題は大きいのかもしれません。
私はこの海の手山の手ネットワークさんの活動がとても好きなんです。
「ふんばろう」さんも好きですけど。
海山さんのブログには、今の都会人がなくしてしまった素朴さが残っています。
最後に勝つのは「愛」だ、と恥ずかしげもなく思ってしまうほど、
温かいんですよねー。
皆さん、どんどん声を上げていってくださいね。
私も、私たちも、めいっぱい耳を澄ませて、小さな声を聞き取っていきたいと思っています。
ツイッター、ブログ書かれている方、私のブログではなく、
上記リンクの海山さんの生の声をお読みいただき、
広めていただけると幸いです。
ありがとうございます!!


 


 

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