嘆いてばかりで、自分から改善しようとは絶対にしないイタリア人。
見ていて、とてもイライラすることがあります。
そんなとき、友達が興味深いことを言っていました。
不況、不況と言うけれど、小さくても住むところがあって、食べるものがあって、携帯でしゃべる友達がいて、彼らとコーヒーを飲んでおしゃべりして、嘆くことがあって、それで人生十分なんじゃないかと思うの。
え??? 嘆くことって人生に欠かせない要素だったんですか—-?
知らなかったの?イタリア人はこういう風にできているのよ。
ああああ! 知らなかったあああ。
うまくいかないことがあれば、いくように解決策を探そうとする日本人にとっては・・・。本当に、分かっていませんでした。
なんだ、イタリア人が嘆いていても、聞き流せばいいのか、と。
先日、地下鉄で、真ん中が空いているのに入り口付近がいっぱいで、乗るのをあきらめているイタリア人がいて、え、ちょっとちょっと、あなたが乗らないと私も乗れないじゃないと思い、仕方なく、不平不満を言われながらも押し入って乗り込み、そのあきらめ顔の人に「おいでおいで」したのですが、そのときに「こんなに空きがあるのに、なんで詰めないのかしら」と言われ、めっちゃ頭にきたことがあります。
あなたが乗ろうとしないからよ!と思いつつ。
乗らないであきらめては嘆き、スペースがあるのに新たに乗ってくる人に嘆き、乗ってから空きがあると嘆き。。。
イタリア人ってのうてんきなイメージがあるかと思いますが、
実際は違うんですよー。
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