雨の日曜日

JUGEMテーマ:イタリア


あいにく、雨の日曜日となってしまった昨日。
私にとっては、お店を閉められる絶好の機会だったのですが、
折り紙の仕事をいただいており、お店で作業していました。
260個のお魚3種類を和柄折り紙と単色折り紙とミックスで作っています。
全部、柄入りのものにしたかったようなのですが、価格が折り合わず。
折り紙の仕事でネックとなるのは、紙の値段です。
和紙を使うと紙だけで1つ100円かかってしまいます。
引き出物やお祝い返しの小さなもの(ボンボニエーレ)として
よくお問い合わせをたいだくのですが、
実現率のとても低い折り紙。
紙を折っただけなのに、なんでそんなに高いの?
と言われてしまうことがほとんど。
機械でできない、全部手作業のものですから・・・。
そういう、手仕事にお金を払わないイタリア人に
辟易している今日この頃なので、
折り方教えるから、自分でやれば?と答えてしまうこともありますし、
「あなたたちの奴隷じゃありません」と強気の姿勢で答えることもあります。
特別な、唯一のものを探している、と折り紙に興味を持つようなのですが、
折り紙って、どうしても見た目がチープになってしまうことが多いので、
そのあたりが課題です。
このお魚の折り紙に、プラスチックの目シールを貼っていきます。
目が入るだけで断然おさかなっぽくなります。
シールはTigerで50個1ユーロ! 激安!!
知り合いのイタリア人はクリスマスにサンタさんを折って
この目を貼って、子供たちに配っていました。
Tigerではデコレーションペーパーも売っていて、
柄入りのA4サイズ、28cm角のブロックノート式で400円ほど。
北欧風の柄、和風モダン柄、水玉、ストライプ、ひげ柄などミックスされていて、
可愛い時は可愛い! 毎月新しいブロックが出ると聞いているので、
時々チェックしています。
Tigerは日本でも人気なのでしょうか? 東京にも進出できたのかな?
さて、そんな雨の日曜日、
誰も通らないブレラ地区でぼやきまくっている
名物おばあちゃんが
いました。(笑)
ニコレッタさん。お隣のビンテージショップの名物ナポレターナです。
火、木、土曜日にいますよ。
ナポリ弁の、イタリアの典型的おばあちゃん、です。
子供3人を女手ひとつで育て、
大人になっても働かない娘のために今もあれこれ働く74歳のニコレッタさん(通称ニキ)。
近所の人のためにケーキを焼いたり、アイロンをかけたり、家の掃除をしたりして、
小銭を稼いでいます。
ビンテージショップの仕事はお金にならないのだとかで、
つねに身を粉にして働いているニキ。
楽にさせてあげたいなーと思うのですが、
何か典型的イタリア人おばあちゃんが必要なイベントなどありましたら、
ぜひ、声をかけてあげてください。
彼女が「これはもう売れないから要らない」と言ってくれた古着があり、
これに和布でアップリケをしようと思っています。
売れれば、彼女にお金が払える! 頑張らなくては。

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