今、うちのお店は小さいので、手書き領収書を発行しているのですが、1月から電子化が強制となります。これによって、お金の動きを税務署が把握でき、脱税が減る、というのが趣旨です。
(会計士さんに、レジ導入はイタリア語が上達してから、と言われてたんです〜笑🤭)
いわゆるレシートを発行しているお店でも、新たなシステムを入れ、情報がオンラインで税務署へ送られるようになります。一般消費者には何の変化も目にはできないと思いますが、零細小売店には結構厳しい状況になるかも。
とは言え、イタリアは電子マネーが日本よりだいぶ進んでいて、カードで払う人がほとんどなので、不正はすでに難しい状況にはなっていたのですが。
例えば、日本向けのブログなので書きますが、
アパートを契約書無しで貸し(脱税)、家賃は当然、現金でやりとり、です。借りている私は、家賃を払っていないことになっていますから、行き先不明のお金を出すわけに行かず、税務署に見られていないお財布から払ったりするわけです。つまり、領収書を切らずに売ったお金がポケットにあったりしたわけです。
あれ〜、こんな事書いて大丈夫かな?
ま、こんな事が普通にあった、これまでのイタリアです。
でも、前にも書いたように、カード払いがメインになった今、こんな状況にも変化が見られます。今年はコンタクトレスのPOS機、カードが普及し、現金派だった年配の方達もカードで払うようになりました。タッチするだけ、暗証番号不要って、やっぱり便利。スマホ決済もビジネスマンを中心に増加しています。
銀行窓口も減り、お釣り用の小銭調達が難しくもなりました。偽札詐欺もいなくなったなぁ。
何でこんな事を書いているかと言うと、ホリエモンがYouTubeで、日本の現金崇拝には、まだまだ脱税してる奴がいるから、というような話をしていて、全肯定したかったから、です(苦笑)。
で、私のお店でこの新しいシステムを入れるのに10万円ほど支出する事になっています。1月からなのにまだ手配してないのです。コレ!と思った機器は売り切れで3月入荷予定、とか。ま、イタリアなんで、こんなペースですが。
オンラインで直接税務署に行くんだったら会計士不要になるといいんですけどね。年12万円払っています。負担が増える分、どこか減らせるといいのですが、そうでないならお客様に負担していただくしかないので、ガンガン売るべく、頑張りまーす。
と、年末の決意表明でした!!笑
新聞付録のタウン情報誌に掲載されました↓
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