イタリアの定番クリスマス菓子パネットーネ。
ケーキというより、どでかいパンです。
主に北イタリアのクリスマス菓子というと
パネットーネ
か
パンドーロ
あなたはどちら派?という感じになります。
パネットーネは中にレーズンとドライフルーツが入ったパン。
パンドーロはプレーンで、よりケーキに近い、きめ細かい生地で、
粉砂糖を上から振りかけて食べます。
パネットーネはミラノが発祥の地で、
パンドーロはヴェローナ(ロミオとジュリエットで知られる)のお菓子。
と、説明したところで
スーパーのエッセルンガでSenza Canditi=ドライフルーツ抜きのタイプを購入
したところ
手にした途端、若い店員さんに
「それはSenza Canditiだよ。パネットーネじゃないぞ」と言われました。
そう。パネットーネには干しブドウ、ドライフルーツ(オレンジ&レモンピール)が入っているのが定番です。
でも、ドライフルーツはわりと不評。
嫌いという人も多くて、友達は小さい頃ドライフルーツだけをほじくり出し、残して食べていたところ、両親にド叱られた、とか。スイカの種じゃないんだぞ、って(笑)。
で、ドライフルーツなしのパネットーネも売られています。
売ってるんだから、買ってもいいじゃん、って感じなのですが、
スーパーの店員さん的には、やっぱり外国人には
ミラノの本当のクリスマスを味わってほしい
という熱い思いがあったのかもしれません。
「じゃぁ、来年はドライフルーツ入りの本物のパネットーネにするから」
と答えて買ってきました。
朝ご飯にしてます。
イタリアでは食後のデザートとして食べるので、
さすがに別腹にはならないじゃないですかー、パンですもの、
食事の量を控えながら調整しています。
そのまま、もしくは
マスカルポーネと卵黄でカスタードソースを作ってかけて食べます。
スーパーでは500円ほどで買えるものもありますし、
職人さんが作ったものだと1キロ4000円ほどします。
今まで食べた中で一番おいしかったのは
Bar Cucchiのパネットーネ。
日本人のパティシエさんとコラボしたパネットーネがあるようです。
イタリアって卵黄の黄色味が強いから、生地が濃い黄色なんだよね。
クッキさんのパネットーネは卵の風味がとてもおいしかったです。
最近はレモンやチョコクリーム入りなんかも売られていて、
見た目はケーキっぽいんだけど、
やっぱりパンのぱさぱさ感があり、
日本のスポンジケーキが恋しく感じています。
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