ドイツのロックダウンが延長され、変異種(イタリア語ではvarianteといいます)の脅威が取りざたされているイタリア。今週は1年以上ぶりのお客様が来てくれたり、人の動きが戻って来ています。
決め手となっているのは美術館の再開。
唾を飛ばすことが少ない美術館なのに、ずっと閉鎖されてたというのが、そもそも不思議だったのですが、再開と同時にブレラ美術館に行く途中に寄ってくれる方が多くいらっしゃいました。
同時にドゥオモも再オープンしました。教会内もおしゃべりするところじゃないのにね。
誰かがどこかで宣伝したのか、さるぼぼを探しているというお客様が数名いらっしゃいました。
イタリアあるある、で、ない!と言うと必ず「どこで買えるか知りませんか?」と言われる。
実はけっこうストレス。他のお店で何を売っているかなんて知らないし、ライバル店の情報なら教えたくない。
でも、さるぼぼ、誰も持ってないだろうことが、ほぼ確信あったので「ウェブか、成田空港で」と答えたところ、この答えは悪くなかったらしい。「そうだと思ってました」と言われたり、アッサリ諦めてくれました。
知らないと言うと、食い下がる人がいるんです。イタリア語が伝わってないと思ったのか、ゆっくり口調で繰り返されたり。
そう、知らない、と分からない、は同じ表現。
Non so もしくはnon lo so。
ひょっとしたら、言ってることが分かりません、と取られてたかも?
そして多分、イタリアではnon so一言で済ませてはいけないのかも。残念ですが、と付け加えたり、情報を持っていません、と言ったり。あっさりnon soだけだと、会話をどう続けていいか戸惑ってしまわれたりします。あわ喰らったみたいになる。
そう言えば、道尋ねると、嘘教えてくる人いますよね。きっと、知らない、という答えは、イタリアには存在しないのでしょう。(笑。。。嘘)
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