これも日本文化?

今日お店に来られたごっつい男性。浴衣を探してる、と言う。
昔買ったのだけど、フォトシューティング中に蝋で汚してしまったから。シューティングだけのものなので、何でもいいんだ、と。

撮影終わったら返して、と私物の浴衣を出したら、「ロウが残ってしまうかもしれないから、返せないかもしれない。上からロウをかけるから」と言う。おい、何する気やねん。

その写真家さん、帯も必要だと言う。
帯の締め方忘れちまった。
ほぉ、帯締めたことある。。。さては柔道やってたの?
いやいや、違うよ。

シバリ、知ってるか?

わぉ、緊縛ですか!
なるほど、だから蝋なのね。

彼の妹さんがお店の常連で、刺青の彫り師。日本修行経験もある。
そんな妹を持つシバリ職人で写真家の彼。
コロナ前は世界中で「縛り」イベントをやっていたそう。
そして彼も日本で日本人の先生に手ほどきを受けてきたらしい。

シバリを教える師匠なる人が存在することすら知らず。
外国人が海外でイベントを開催するようなアートだとも知らず。
だって、地下芸術じゃない?と言うと、
最近、地上に出られるようになってきてる、とのこと。

みなさん知ってましたか?
意外なモノが日本のアート、文化として海外で評価されています。

日本じゃドン引きされそうな緊縛。
実際の彼の作品や、イベントの様子を見せてくれました。
屋外に畳敷のスペースを作っていて、観客がたくさんいる写真とか、
彼の縛りと写真作品とか。
セクハラですか?と思えなくもないシチュエーションも、
外国では全然タブーじゃないのか、
悪気も恥ずかしげも一切なく、シバリの写真をひたすら見せられました(汗)。

日本人があまり知らない日本のアート。
文化と呼んでいいかは分からないけど、
世界に通用する日本のカルチャーはたくさんあるんだ
と知りました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました