総選挙を終え

ひとりごと

25日に投票のあったイタリア総選挙。選挙前の支持政党アンケート通り、極右政党が圧勝。左派がだらしなかったのは確かだけど、メディアもメローニばかり取り上げていた。ポスターや広告もやたら目に付いた。勢いがあったのは確かだけど、まさか26%も取るとは。

お店に来る常連さん、皆に聞いてますが、彼女の政党に入れた人は1人もいない。ミラノは中道左派が勝っている、というのもあるけど。ゼロって。。。

今日、日本語を話せるお客様が来られて言ってたのは、恥ずかしくて言えないってのもあるよ、ってこと。確かにそうかも。

(もし、日本で山本太郎さんか立花さんの党が第1党になって、彼が首相になるとしたら、私だったらやっぱり投票したこと隠すかなーw)

前欧州中央銀行総裁のドラギ首相を辞任に追い込み、がなってるだけの極右を首相に選ぶなんて。お客様みんな恥ずかしいって言ってる。

そりゃそうだよ。国際的にも評価の高い、経済に強い人で、私にしたら彼以上の人材は見当たらないのに。インフレきたー、苦しい!っつってバツ印つけちゃうって。ずっと理解不能だったのですが、思ったのは、イタリア人はとにかく欧州の言いなりになるのを嫌う、ということ。あとは、安全で燃費のいい車より、フェラーリの方が好きな国民性なんだよね。一生懸命コツコツなんて出来なくて、グレーでなんとなく治めてくれる事を望んでる。チャラいというか、お気楽というか、まぁ日本人のような真面目さはないわなぁ。

基本、お店の常連さんは親日だから、良心的というか、常識的というか、フェラーリよりトヨタ派なので、右派に投票した人はいないわけだ。

近所の大学教授の女性は、やっぱりドラギさんが辞任した時、落ち込んでたけど、彼女がその時言ってたのが「ファシズムってイタリアで生まれたのよ。イタリアにはその土壌があるってこと。選挙の結果、よく見てみてね」ってこと。うわ、こっわーい。でも彼女は、まぁ今回は右派の番ってことでやらせてみればいいわ。次の機会まで我慢ね とも言っていて、こういう考えのイタリア人も結構多い。サバサバしてる。

私は税金上がることになっちゃうし、移民政策への心配もあるし、税金払ってるのに選挙権がないと怒って、ずっとぐじぐじ言ってるけどね。

ロシア・マネーが政党に流れてたという噂もあったけど、疑わしい人リストには名前が入ってなくて、捜査はされてないけど、広告宣伝の量がものすごかったので、結構お金使ってたのかな〜って気はしてる。

イタリア初の女性首相っていうけど、うちのお客様はメローニがイタリア女性の代表みたいの思われるのは本当に嫌がっています。あれは女じゃないよ、モンスターだって笑。イタリア人女性のイメージが悪くなりませんように。

24日モンクレーのショーがあったドゥオーモ。イベントは夜21時から。朝からリハしてました。
残念ながら雨。

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