1930年代にベネチアで製作されたガラス棒。
製作時に使用された素材・薬品などが、現在では法律で使用不可となっているため、
幻のガラスとなってしまいました。
こうして倉庫で眠っていたガラス棒に息を吹き込んだのが
PerlaMadreDesign(ペルラマードレデザイン)のシモーナさん。
今では作りだすことが禁止された美しい色合いのガラス棒で
ビジューを製作しています。
今やベネチアで売られている「ベネチアンガラスの」大部分がニセモノ。
「だから、私たちはベネチアでは売らない。
どうせニセモノだと思われるんだから。
そんなものとは一緒に置かれたくない」
今のベネチアの状況を嘆きつつ、ベネチアンガラスの美しさを伝え残したいと
熱く語ってくれました。
もともとアマルフィ海岸の入り口サレルノ出身、
ベネチア人じゃないシモーナさんの作るものは
本物じゃない、と言われて悔しい思いもしたそうです。
シモーナさんはベネチアの古典技法を学び、
南部の海を思い起こさせるような明るくカラフルな色遣いで
特徴ある作品づくりをしています。
キーホルダーにはこれぞベネチアンガラス!というような
銀箔入りのビーズも使っています。
「私だって作れるのよ」・・・と笑っていました。
彼女のビンテージ色を使ったビーズを見つけたら即買いです。
何しろ、現在では製作不可能なのですから。
今、倉庫内の在庫がなくなったら販売終了。
本当に限定品です。
ちなみに、
職人さんの健康に配慮して禁止になった薬品を使用して作ったもの、なので
持っていても害はありません。
ベネチアでは買えませんが
ミラノには取り扱い店がうちと、もう1店あります。
彼女のサイトをチェックしてみてください。
http://perlamadredesign.com/
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