小売店からみたVFNO

JUGEMテーマ:イタリア

Vogue Fashion Night Out、終了しました。

モンテナポレオーネ、ブレラ地区でお店にステッカーが貼られていたり、ハガキが置かれていたのを目にされた方もいらっしゃると思うのですが、あれって実は有料なのです。
Vogueのイベントに乗っかりたい人はステッカーとハガキ、吊り下げバナーを購入、というような仕組みになっています。
Vogueのサイトやリリースに店舗の名前が載るし、広告宣伝になるのです。

昨日は、参加店舗さんは、けっこう怒っていました。
人が来ない、と。
年々、ひどくなってきている、と。

5月のフオーリ・サローネもそうだけど、無料で配られるガジェットや飲食を目当てにして徘徊するだけ、何も買わない。
昨日もそんな状況で、人はかなり出てましたけど、みんな飲み物片手に道路で立っておしゃべり。
お店には誰もいない、というような光景でした。

近所のテンポラリーショップは、一晩のうちにお店を作り上げ、すごいなーと思って見ていたのですが、いざ当日には入店者が少なかったようで、お店の人が外でぼやいていました。
高いお金を払って準備しても、何の意味もなかった。隣のショップだって、誰もいなかった、と。
うちのご近所のお店も、来たって酔っ払ってるから買い物なんかしないのよ、って。

確かに22時半を過ぎたら、もう酔っ払い率90%以上でした(笑)。
で、うちのお店もガラガラでショーウインドウすら見てもらえない状況でしたので、23時前にはとっとと閉めて帰りましたけど、
ステッカーのあるVogueのイベント参加店は23時半までの営業を「義務」づけられていたそうです。
そんなこともあって、みんな、今日は外でブーブー言ってました。

まずモンテナポレオーネに行って有名人を見て、ブレラに来て酒飲んで終わり
というイベントだそうです。
ほんと・・・。
ファッションと何の関係があるんだろう・・・というような。

ガジェットと無料飲食と・・・それを目当てに来るビンボー人と、
それが嫌でこのイベントを避けるようになったファッション好きな人と。
すべての責任をVogueになしつけている私の周辺の人たちですが、
この流れ、どうしたら変えられるのかな。

さて、今日はお隣のビンテージショップでお買い物。

クラウディアさん、予算とサイズを言うと、選んでくれます。
あー、まさに私の好み!! でもプレゼント用なのです。。。
なんちゃってLuisa Beccariaみたいでしょ、なんて冗談めかして言ってましたが、
今日はLuisa Beccariaさんでファッションショーをしていて、
5分で終わっちゃったのよ、とクラウディアさん驚いてました。
あんだけ準備して5分?って。
わーっと集まってさーーといなくなる。
そして冬が訪れる・・・。
暗くなる1日でした。

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