アリタリア航空 東京便欠航

JUGEMテーマ:イタリア

福島原発の事故を受けて、
アリタリア航空は東京発着便を欠航し、
関空発着便へと振り替えているとこのことです。


春休みの卒業旅行シーズン、
また日本は今ちょうど3連休でしたが、
イタリアへのご旅行、長友選手の応援でミラノに来ようとされていた方も
いらっしゃったかもしれません。


関空発着になる代わりに、130ユーロまでの払い戻しに応じます、ということ。
つまり1万5千円ほど払うので関空まで来い!という、
ひどい話です。


経済復興が必要な東日本、
日本政府が冷静な対応を呼びかけるなか、
アリタリア航空とルフトハンザ航空は早々と東京便欠航を決めました。
はなはだ遺憾です。


「イタリアじゃ屋内退避30キロって言ったって
100キロ圏くらいまでが避難して大渋滞を巻き起こしてるに違いないわ。
日本人の落ち着きは敬服に値する」


と話していたのはスイス人ですが
「北の人はスイスに来たがるけど、
スイスが原発大国だということ、分かっているのかしら」とも。


こちらからNHKニュースを見ていて感じるのは
みんなが少しずつの不便(計画停電など)を受け入れて
被災者の救済優先に動いてくれているように見えるということ。
助け合いの心が生まれて、国がひとつになっているように見えます。


(枝野総理のもと・・・)
(なんて冗談も言いながら・・・)


本当に、みんなありがとう。


消防隊員の会見、編集されたVTRしか見てない人は
お涙ちょうだいコメントしか見てないかもしれないけど、
本当にカッコいいものでしたよ。
12日から訓練していたんだそうですね。
プロ中のプロです。
もちろん東京でネクタイ姿で働いている電力会社役員だって、(政治家もですが)
必死なことに変わりはないと思うのですが、
自らの命を懸けて戦ってくださる方々には敬服と感謝の念が尽きません。
まだまだ見えないところで、現場で懸命の努力を続けてくださっている方々、
たくさんいらっしゃると思いますが、
まず彼らの無事・健康を祈り、「よろしくお願いします」「ありがとう」の
気持ちでいっぱいです。


そして、もちろん彼らだけじゃなく、
買いだめしたい思いと戦いながら、冷静を保っているみんなにも
感謝感謝です。


大げさだと思われるかもしれないけど、
また外国にいるから余計そう見えるのかもしれないけど、
いまお国の一大事にあたり、みんなが協力し合って、
助け合って生きている、ように見えます。


今まで、国なんて意識したことなかったし、
サッカー見てたって、「頑張れ日本」なんて思ったことなかったし、
こんなに日本人が強いと感じたこともありませんでした。
お国の一大事、とか、国家非常事態宣言、なんて、
そんなことが起こりうるなんて、もちろん全然想像もしてなかったのだけど。


それが今、みんなが国のために戦っていて、協力し合っていて、
そんな姿を見ながら「私もみんなといっしょにいたい」という気持ちでいっぱいです。
本当、東京便を欠航したアリタリアにはガッカリです。


頑張れ、日本!


そして、
そんな中、リビアはついに戦争状態に突入。
イタリアとは海を介しての“隣国”になるリビア。
前々から押し寄せる移民・避難民に四苦八苦してはいたのですが、
今、国境は厳戒態勢。
リビアのミサイルはイタリアへは向けられていない、としつつも
化学兵器の心配や、ミラノでテロを起こしたのがリビア人だった、など
報道がこれでは、国民が秩序を保てなくても仕方ないのかもしれません。


先日、
「日本はテロの心配がなくていいね」
と言ってきた人がいましたよ。
テロがなくても地震で国が滅びるとでも言いたかったのでしょうか。


大地震と津波で、多くの命を失った日本。
日本人として心をいためていたところへの戦争勃発。
いたたまれません。


今、人と人が殺しあうなんて
とても考えられません。


天災は防げないけれど。


ちくしょう!!
平和を。

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