今週半ばに議会を通過した緊縮財政改革案。
いつ？ということには言及されていなかったのですが、
今朝の官報で
明日から
と発表。
さすが、イタリア人。段取りというものを知りません。
自国の大事な産業であり、不振にあえいでいる
自動車
まで含めてしまうという愚かさ。
日本の政治家が消費税を上げる勇気がない、という声を聞き、
思い出したのが国際競争力の日伊比較。
日本が世界143か国中9位につけたこのランキング、イタリアは43位でした。
ビジネスの障害として
イタリアは
1) Inefficient goverment bureaucracy 19%
2) Tax Rates 16.1
3) Access to financing 13.6
4) Restrictive Labor Regulations 10.7
5) Inadequate supply of Infrastructure 10.1
6) Tax Regulations 9.3
7) Corruption 6.9
8) Policy Instability 6.8
バカな政治家と高い税金に苦しむイタリア国民の姿を見事に表しています。
日本は政策の不安定さが24.3%、税率が20.2％、政局の不安定さが17.6%。
イタリアの政局不安定さは0.7%。
日本では税金を上げると政権交代がおきるので、上げられず。
イタリアでは税金が簡単に引き上げられても政権を変えられないという「ふがいなさ」。
今回の消費税アップにも、みんな冷静な様子。
私は買出しに走りましたけど・・・。
会計士さんから午後に電話が来て、明日から税率を21に変更してね、とあっさり言われ、
君が心配することじゃないから、払うのはお客さんなんだから、と。
そうは言っても5ユーロのものが5.04ユーロには・・・しないよね、やっぱ。
この円高も相まって、日本からの輸入はますます苦しい状況です。
ほんと、こんだけスキャンダルにまみれてもベルルスコーニが首相にとどまっている
不思議な国、イタリアです。
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