戦争と責任

 今日、テレビを見ていたら、イタリア人ジャーナリストが「(ロシアへの)経済制裁というよりは、武器で儲ける戦争”市場”を封鎖するべき」と強い口調でコメントしていて、印象に残りました。
イスラエルに武器を渡しているアメリカ、ウクライナの親ロ派に武器を提供しているロシア。ロシアへは制裁が発動中です。
毎年、8月になると戦争について考えます。日本人に生まれたものとして。
時々、日本に原爆が投下されたのは日本が悪かったからだ、というようなモノの言い方をする日本人がいることに違和感を感じます。海外に住んでみて、そう思うようになったのだと思うのですが。
日本がまずアメリカに対して批判しないでどうする!と・・・。
全然関係ないのですが、先月、オランダで興味深い判決が下りました。
ボスニア・スレブレニツァの虐殺で300人の死者に対してオランダの国の責任を認める、というもの。
当時(95年)、国連平和維持部隊としてスレブレニツァの監視にあたっていたのがオランダでした。
原爆投下や武器提供による戦争支援とは全然違う話なのですが。
スレブレニツァで休暇を利用してボランティアにやってくるオランダ人に会ったことがあります。
何ができるわけでもないのだけど、ここに来るのが「責任」だと思って、と話していました。
そんなオランダ人が多く犠牲になったマレーシア航空の撃墜。
ウクライナ国内の戦争と、責任を問う声もまだまだ小さいイスラエルによる国連の学校への砲撃。
いまだ責任をとっていない韓国人従軍慰安婦問題。
今年の8月はいつもより気が重い、です。
間違いを犯したら償う・・・、当たり前のことなんですけどね・・・。
軍関係者が近くにいるといって学校に空爆する、とかいうのは、何度も聞いた話ですが、
間違いで民間機を撃墜するなんて、
信じられないことも起きる世の中。
飛行機墜落や、レーダーから突然消える、なんてニュースが相次いでいたせいで、
なんとなく、アリタリアの割引航空券、買うのをやめてしまいました。
次に日本に帰るのはいつになるかな・・・。

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