アルピーニがやってきた

日記

アルピーニ、イタリア軍のアルプス部隊。人間vs人間の最後の戦争と言われている第一次大戦でアルプス山中に配属された部隊で、羽付き帽子がトレードマーク。
この羽付き帽子軍団が毎年5月第2週に集います。都市はその年によって違い、協会発足100年目の今年は、ミラノ。
町中至る所、この帽子を被った赤ら顏のおじいちゃん爆笑そう、「アルピーニいる所、酒あり」とも言われています。アイルランド人に近いイメージ! ただ、ビールでもワインでもなく、グラッパ!という強者たち。

今は大多数が戦士の息子さん。陽気で気のいい、おじいちゃんたち。イタリア中から50万人が集まっているそうです。
でね、至る所の公園にテント張ってるの。加えて、飯合炊さん!!そりゃ、山岳部隊の人たちだもの、何でも出来るよねびっくり
この日は年に一度の晴れ舞台。この帽子を被ると、国を守る戦士のような気持ちになったりもするのかもしれません。

みんな、いい人で、今朝、地下鉄で席譲ってくれました。実際、国のためにいろんな慈善活動をされているそうです。
この羽付き帽子と精神が一族に受け継がれていく。ミラノ全体で、国のために戦った人達を歓迎し、讃える。
バスの行き先表示が「アルピーニ万歳\(^o^)/」になってました笑。
誇りを持つ、誇りに思えるものがある、というのは、素晴らしい事。イタリア人強し、と思いました。
今日は残念ながら、パラシュートのショーが中止になってしまいました。朝、まだ晴れている段階で「悪天候のため中止」ってなってて、え?って思ってたけど、夕方ものすごい大雨!さすが、雲の流れも見る目あるなー。夕立の時お店にいたお客様が「アルピーニが可哀想」って言ったんだけど、これっぽっちの雨じゃビクともしない人たちだと思う。頼れる戦士と、その後継者たち、バンザーイ!

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