みんなが来ると

ひとりごと

父が余命4ヶ月と診断され、入院していた時、父の地元から親戚一堂がお見舞いに来たことがありました。病院は千葉、父の実家は山形の小国。足が悪くて外出も大変と言っていた”大姉御”も来て、そりゃもう、みんな揃った!と大所帯。父も周りも、余命4ヶ月というのは知っていて、もちろん、親戚としては、最後にもう一度会いたいと思って、はるばる来てくれたわけです。
でね、父がその思いもかけなかった親戚勢揃いに「なんだ、みんな、どうしたんだ? わざわざ来るなんて。オレ、もう死ぬのかな」って言ったんですって。死ぬから最後に会いに来た、死ぬんだ、って弱気になった、と母が言っていた事があります。母はその事を後悔している部分もあるの。
でもね、私、お店やってるけど、たまに「あれ、私死ぬのかな」って思うくらい、お得意様や友達がいっぺんに来る日があるの!
なんだろうね、みんなが揃って来るとか、いい事がいっぺんに起こると、死を意識する心理って。ありますか?
で、気づいたのです。父の言ったことも、普通の一般的な人間心理で、母の後悔は不要だよ、って。きっと、死ぬほど嬉しかった、ってことなんだと思います。最後にみんなに会わせてあげられて、本当に良かった!

今日はお客様が友達を連れてきてくれる日でした。常連さんになると、もう全部持ってて買うものない、とかになってるのでガーン新しい方を連れてきていただけると感謝感謝です。着物ピアスが大人気でした。

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