ミラノから見る緊急事態宣言

ひとりごと

イタリアでは緊急事態宣言が出されてから、もうすぐ1年。

最初は7月末に期限が切れるはずが、1月末までに。
ずっとマスク義務化です。


日本の緊急事態宣言のニュースを受け、

日本好きのお客様が心配してくれています。


私が「こんな中途半端なロックダウンで効果あるのかな」と言うと、

日本人はちゃんとしてるから大丈夫、とか、言ってくれました。

でも、ドイツ人だって勤勉真面目なのに、大変な事になってるじゃん!


ミラノでは11月の2度目のロックダウン前、

自分達がやらかしちゃったという自覚がありました。

夏はバカンスに出かけ、夜な夜な外でおしゃべりに花を咲かせ、

秋もそのノリで友人と外食を楽しんだ、と。

最初は怖がってバカンス自粛なんて言ってた人達も、

みんな楽しんでるし大丈夫そう、って出かけるようになり、

帰って来た時にはウイルスの存在すら忘れてた、くらいの。

店頭に設置している除菌ジェルも、誰も使わなくなっていた。



それが、フランスがまずドえらいことになり、

ミラノもロックダウンを余儀なくされた。

今回は仕方ない、間違えたのは私達、

これで学ばないとクリスマスが来ないから静かにしてようって。


日本人はやらかす国民じゃない、と思っているようです。

実際、やらかしたから感染が拡大したなら、

ソフトロックダウンでもいいのでしょうが、

足の速い変異種を止められていないとかだったら、

完全ロックダウンの方がいいのかな、と思ってます。


ミラノは11日からオレンジ・ゾーンとして、

再びバール、レストランはクローズ。

前回の反省からクリスマス、正月を静かに過ごしたおかげか、

レッド・ゾーン(小売店もクローズ)は避けられました。


ちなみにイタリアの今日の新規感染者数は1万5千を超えています。

死者がいつも多くて620名。

日本の方が人数が少ないのに緊急事態宣言なので、

どうなってるの?と心配してくれる人もいました。


皆さん、どうか無事でいてください。

早く日本に行きたい、再訪したいと言ってくれる人がたくさんいます。

待っててください、待ってま~す!

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